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【社員インタビュー】”間を繋ぐ”ことがモビリティデータコンサルタントの役割

スマートドライブでモビリティデータコンサルタントとして活躍する山本ですが、意外にもそのキャリアはデータアナリストやサイエンティストからスタートしたものではありません。様々な業界でのマーケティングやDWH構築といった経験を通して「間を繋ぐ」仕事の価値を感じるようになったとのこと。現在山本は、何と何の間を繋いでいるのか?そこにはどういった面白さがあるのか?これまでのキャリアを振り返りながら、語ってもらいました。

海外向けの中古車輸出プラットフォームの営業・マーケティングからキャリアをスタート!

まずは自己紹介をお願いします。

東京の港区白金という、それだけ聞くとえーっと思われる場所に偶然生まれ、その後両親の転勤で、福岡、静岡、栃木、東京、と日本各地を点々として育ちました。転校も多かったのですが、すごくアクティブで社交的な子どもだったと思います。転校先で友達をたくさんつくり誰とでも遊ぶスポーツ好きの少年、という感じだったのですが、今は真逆なタイプになりつつあるなと感じています(笑)

キャリアについてですが、新卒で当時ソフトバンクグループだった「自動車×IT」の会社に入社しました。元々車が好きだったのと、ITの業界に携わってみたいという気持ちから入社し、営業やカスタマーサポートを経験した後、海外向けの中古車輸出プラットフォームの事業部に所属し、いわゆるWebマーケティングを担当しました。日本の中古車は世界的に評判が良いので、例えばアフリカ人向けに広告を打ったり、20-30ヵ国向けにそれぞれの言語に合わせてサイト調整したり、アクセスデータの分析をしたりなどを行っていました。興味のある分野でしたし、ダイナミックな世界がすごく楽しかったのですが、しばらくすると会社も大きくなり、事業を進めるスピードが遅いなと感じるようになってしまって。そこで、レバレジーズという人材系の会社に転職をしました。

スピード感を求めて人材ベンチャーへ

スピード感を求めて転職をされた。とのことことですが、がらっと業界が変わりましたね。

そうですね。転職するにあたり業界はあまり気にしていませんでした。

転職を考え始めた頃から、異業種・業界にいる先輩によく話を聞くようにしていたのですが、サービスの内容や業界が違っても、あまり本質的なところは変わらないのかなとその時は思ってまして。ですので、業界やサービスに関わらず、とにかくスピード重視で色々と試せる環境がいいというのが基準でした。

 

レバレジーズに入社したときは「データサイエンティスト」として入社したのでしょうか?

いえ、CRM領域をやる予定で入社をしたんですが、人員の都合でまずはアフェリエイト広告担当からスタートし、1年ほどアフェリエイト運用を担当しました。その後に元々の予定であったCRM領域へシフトしていきました。

 

CRM領域というものについて、もう少し詳しく教えていただけますか?

人材紹介のサービスにおいては、ユーザーである個人のお客様と、人を探している法人のお客様、という2種類のお客様がいらっしゃいます。その顧客のデータをきっちりと取得・蓄積し、そこから効果的な形に整えて、施策を打っていくというのがざっくりCRMの概念でありミッションです。

例えばユーザーさんがサイトを訪問したら「訪問した」というデータを取り、その後サービスに登録したら「転職意欲が高まった」と読み取り、閲覧履歴からどういう職種に興味があるのかというデータを貯め、スキルカードからどれくらいの年収レンジを狙えるのかをまとめ、適切なタイミングでアプローチする…そういったことを通じて、顧客とより良い関係を築いて売上をあげるための施策を実行していくチーム、みたいな感じです。
まさに「The・webマーケ」のCRM版、みたいなところが私のメインのミッションでした。

なのですが、決して整っている環境ではなかったので、まずはしっかりデータを貯める環境をつくるために、DWH(データウェアハウス)というデータを貯める箱みたなものを入れましょうというプロジェクトを立ち上げました。

このあたりから、今私が担当しているようなデータサイエンスみたいな領域の比重が増えてきます。

データをつかって「事業をグロースさせる、ユーザーの利便性を上げていく、価値を生み出していく、事業をグロースさせる」というところに携わる経験が増えていき、そのこと自体が好きになっていきました。ですので、今スマートドライブでやっている業務内容は、私にとってとても親和性が高いものだと感じています。

 

データサイエンスに関わり始めたのはいつからなのでしょう。

社会人になってから、1社目でマーケティングに関わり始めた頃から少しずつ、です。Webマーケティングをされている方なら分かるかと思うのですが、広告運用って結構大変で。1社目の会社は、先ほどお伝えした通り約30ヵ国分のキャンペーン構成などを行っていましたので、一人だと限界があるなと感じていました。その時に、アドワーズ(現:Google広告)のスクリプトやAPIを使うと楽にできそうだと感じ、そこからJava Scriptやプログラミング系に着手し始めて、自然とデータ分析の領域に関わり始めました。

 

 

「車両管理SaaS」だけではない移動データの面白さを知り、転職を決意。

新しいプロジェクトを立ち上げ、徐々に環境も整って行ったと思うのですが、その後スマートドライブに転職したきっかけについてもお伺いできますか?

前職への転職理由と少し矛盾するかもしれませんが、人材サービスを扱うことあまり面白さを感じなくなってしまったんですね。

まず、世の中にたくさんの転職サービスがある中で、別にどこをつかってもいいよな、ということを中にいながらも思ってしまって。例えば求職者の方が出会ったキャリアコンサルタントが素敵な人だったらそれはそれで良いのですが、それは結果であって、他を選ぶという選択も取れますよね。唯一無二のサービスではないので、業界自体がレッドオーシャンで求職者の取り合いみたいな構図になっていることに疲れてしまったというか。
そういった心境の変化もあり、仕事内容も、後輩の育成やDWH構築のようなシステム面の整備みたいな方向に段々とシフトしていきました。

スマートドライブを知ったきっかけは、私より先にレバレジーズからスマートドライブに転職していた石川。彼は2019年夏にスマートドライブに入社しており、たまにイベント等で会う度に声をかけてもらっていました。

 

石川からはスマートドライブについて、どのように聞いていたのでしょうか?

「スマートドライブにはすごく優秀で面白い人がいっぱいるので、一度中の人と会って話しませんか?」というのを何度も繰り返し言ってくれていましたね。元々車も好きですし、何か面白そうだなという感覚はありましたが、当時は「車両管理のSaaSをやっている会社なのかな」という程度の認識だったのと、後輩が行った会社にすぐには行きにくいなという心理的なハードルがあって、結構のらりくらりしてました。

ただその後、CROの弘中や取締役の元垣内とも話をして、徐々にスマートドライブの印象が変わっていきました。

 

どのように変わっていったのか教えてください!

まず、弘中も元垣内もシンプルに人としてもとても魅力的な方でしたし、会話した内容にすごく可能性を感じました。「車両管理のSaaS」だけじゃなく、移動データの価値や可能性について、とても面白い形で話してくれたんですね。車も好きですし、事業内容も面白い。また、「データをつかって価値を生み出す」という、私が面白さを感じている仕事ができそうだ、という3つが揃ったことで転職を決めました。

 

「データのプロ」と「ビジネス推進者」の間を繋ぎ、変換することに価値がある

現在、スマートドライブではどういった業務をされていますか?

事業開発部で業務をさせていただいており、名前の通り移動データをもとにお客様のビジネスをスケールさせたり、課題解決できるようにデータを価値に変換させていく、というのがチームのミッションです。

様々な案件で「移動データ×〇〇データ」の分析を通してお客様の課題を解決したり、お客様が既に持っている移動データを頂いてダッシュボードで可視化したりなど、ちょっと変わった案件に携わらせて頂く機会が多いです。

お客様とデータ活用の方向性について商談の段階から同席させて頂いていますし、データの前処理や外部データとの繋ぎこみといった泥臭い作業もします。さらに、出来上がったアウトプットをお客様に説明して課題解決をしたり、営業やカスタマーサポートと連携しながら一緒に顧客サポートも実施させていただいております。

 

 

中古車販売のマーケ営業、人材業界のCRM、そしてモビリティデータコンサルタント、と一見すると一貫性が無いキャリアのようにも見えるのですが、どこか繋がりはあるのでしょうか?

私自身のキャリア観として、いつからか「間を繋ぐ人」というのが私の強みだなと考えるようになりました。

前々職や前職で言えば、開発とWebマーケの間を繋ぐ、という立場でしたし、開発系のスキルも持ちつつマーケティングも分かる人というのも、実はそんなに多くなかったんですよね。私はそういった「間」の部分にいたほうが活躍できる場が多いとと感じていました。

そこを軸に考えると、今スマートドライブでやらせてもらっている業務というのも、「データを扱える人」と、「ビジネスを前に進めたい人」の間に立ち、お客様の目線に合わせて話をすることです。ここはすごく重要なポジションなのではないかと思っています。

データをもらって、高度な計算をしたりモデルをつくる、という意味ではスペシャリストには劣るかもしれませんが、それぞれの立場を理解した上で、それをきちっと変換してあげられる人でいたいというのは、大事にしていきたいポイントです。
こう思えるのはこれまでのキャリアがあるからで、そういう意味では十分に繋がっていると思っています。

 

スマートドライブで「間を繋ぐ」ことは面白いですか?

もちろんです!また、シンプルに「データを価値に変える」って最近よく耳にしますが、きちんと実現できている会社は実はそんなに多くない中、スマートドライブはそれをしっかりと体現しています。データをお客様の課題を解決する手段、つまり価値に変換することが、会社の利益に繋がっている。これは間を繋ぐ立場としてすごくやりがいがあると感じますし、面白いと思っているポイントです。

 

最後に、スマートドライブはどんな人におススメかを教えてください。

プロジェクトやプロダクトなど、何でもいいのですが、スマートドライブでは今までにないことに挑戦していく機会がとても多いです。ということは、必然的に前例がなかったり、周りに聞ける人がいなかったりしますので、自分自身で考えなければいけません。つまり、それ自体を楽しめる人、そういう新しい事へ取り組むことが好きな人には向いていると思います。言い換えると、ある程度やり方が分かっていて、それをそつなくやりたいという人には、向いてないかもしれないです。

私自身、新しい取組に挑戦することが大好きなので、同じように楽しいと思える方とはぜひ職種を問わず、一緒に働きたいですね!

ありがとうございました!

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