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【社員インタビュー&マレーシアオフィス紹介】初の海外現地法人をゼロから築く

スマートドライブが初めて海外に現地法人を設立したのがマレーシアの首都・クアラルンプールにある「SmartDrive Sdn. Bhd.」です。2020年の設立、本格的な事業展開・サービス提供を開始以来、限られたリソースの中でコロナも乗り越え、着実に実績を積み上げ、現在では複数のプロジェクトを同時に進行する重要な海外拠点となっています。

この拠点を、責任者としてリードしてきたのが、Regional Operations & Sales Leader 兼 DirectorのDarren Fu(ダレン・フー、以下、ダレン)さん。今回は、拠点立ち上げの背景や事業の現状、スマートドライブで働く魅力などについてお話を伺いました。

Q:まず、スマートドライブに入社されたきっかけを教えてください。

ダレン:最初の出会いは展示会でした。偶然お話しした日本企業が、スマートドライブのマレーシア進出を支援していたんです。当時は米国系企業に勤めていましたが、スマートドライブ製品のサポートを通じて関わりが深まり、2020年4月、ちょうどコロナ禍のロックダウン直前に入社しました。それからマレーシア法人のオペレーション全般を担うことになりました。

Q:入社当時の状況はいかがでしたか?

ダレン:すべてをゼロから作る必要がありました。ハンドブックも業務フローも無いなか、決められたことを遂行するのではなく、常に「何をすべきか」から考え、仕組みを設計して実行する力が求められました。

Q:マレーシア法人のオフィスについて教えてください。

ダレン:オフィスは首都・クアラルンプール中心街のシェアオフィス内にあります。アクセスも良く、必要に応じて開発チームや顧客とスムーズに連携できる環境です。ただ、実際には顧客先に訪問することが多いため、オフィス常駐は最小限にしています。少数精鋭ですが、スピード感をもって動ける「機動力重視の拠点」と言えます。

Q:現在の業務内容について教えてください。

ダレン:オペレーション、会計、営業、顧客対応、損益管理など幅広く担当しています。プロジェクトマネージャーのジョセフと二人三脚で、15件以上のプロジェクトを同時進行しています。小規模体制だからこそ、工夫と効率化を重ねながら成果を出すことを大切にしています。

Q:プロジェクト推進において工夫されている点は?

ダレン:限られたリソースで成果を出すため、営業フローの構築やメールマーケティングの導入など、仕組みづくりに力を入れました。また、EVやDX関連を展開する現地企業との資本提携も進め、開発支援やソフトウェア商用化にも取り組んでいます。マレーシア法人は規模こそ小さいですが、挑戦の幅はとても広いんです。

マレーシアでは様々なチャレンジを行っています。

Q:今後の展望についてお聞かせください。

ダレン:マレーシア法人のさらなる成長に加え、東南アジア各国への展開を視野に入れています。シンガポールでは商談が進み、タイやインドネシアでは代理店モデルを検討しています。現地での事業立ち上げとコスト効率の高い開発体制を両立させながら、将来的には日本事業の支援も担いたいと考えています。

 

Q:スマートドライブで働く魅力は何だと思いますか?

ダレン:挑戦に対して大きな裁量を与えてくれることです。CEOの北川さんも現地を頻繁に訪れてくださり、現場を正しく理解してサポートしてくれるのはとても心強いですね。「大変さ」と「やりがい」が常に背中合わせですが、だからこそ一歩ずつ積み重ねる喜びがあります。

来日時は日本の社員とも交流を深めています。2025年4月の東北風土マラソンにて。

編集後記

マレーシア法人は、スマートドライブが海外に初めて設立した現地法人です。立ち上げからダレンさんが中心となって牽引し、今では15件以上のプロジェクトを抱える“海外展開の拠点”へと成長しています。

小規模ながらもダイナミックに挑戦を続けるこの拠点は、スマートドライブ全体の成長戦略において欠かせない存在です。

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