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「チームに貢献する」を軸に、挑戦と成長を続ける

Q:まずはこれまでのご経歴について教えてください。

黒澤:学生時代からずっとバスケットをやっていて、大学卒業後(新卒)は学生時代から関わっていたプロバスケットボールチームの運営業務を仕事にしました。当然未経験だったので、先輩の見よう見まねでスクール運営やスポンサー営業など、何でもやる必死な日々でした。

プロバスケットボールチームを離れる決断をしてからはキャリアを変え、インターネット広告を扱う企業にて電話営業を経験。次に、複数のSaaS商材を扱う企業に転職し、SaaSの営業を経験し、法人営業の基礎を身につけました。そこで得たスキルと、バスケットボールで培った「チームに貢献する」という考え方が、今の自分の軸になっていると思っています。

 

Q:スマートドライブにはどんなきっかけで入社されたのでしょうか?

黒澤:2020年3月に入社しました。当時はまだ売上もそれほどではなく、スタートアップらしく所謂Jカーブを描くように赤字を出してでも突き進んでいくという状況でした。「これからレベニュー組織を強くしていくぞ」というタイミングであり、尊敬できる人達とともに、自分自身が成長しながら組織・事業に貢献できそうとワクワクしたため、スマートドライブに入社しました。

Q:入社後はどんなお仕事を経験されましたか?

黒澤:最初はフィールドセールスを約2年半ほど担当し、事業開発のようなアライアンス業務を半年ほど担当、その後パートナーセールスを担当するなど幅広く経験しました。車両の保有台数が少ないお客さまから車両の保有台数が数百台〜数千台と多いお客様まで様々な課題をもったお客様に課題解決の提案ができた事は大変多くの学びになりました。

2024年10月から直販・パートナー営業を統括し、2025年4月からは国内事業本部全体を責任者としてマネジメントしています。

 

Q:スマートドライブを「サバイブしてきた会社」とおっしゃってますが、その背景を教えてください。

黒澤:入社した2020年当時は、コロナもあって本当に厳しかったです。先ほどもお話ししました通り、赤字を掘りながらこれから売上を拡大させるぞというフェーズでコロナにより営業活動が制限されるなか、当時は一メンバーではありましたが、どう生き残るかが問われているように感じていました。コストコントロールを厳密に行っていた記憶は鮮明に残っていますし、経営陣から”筋肉質な経営をして会社を強くしていこう”と発信されていた事を今でも思い出します。

2020年前はMaaSやCASEといった言葉が流行り、PoCのようなプロジェクトが複数走っていました。コロナ禍ではそのようなPoCの見直しが行われるなど、スマートドライブとしても継続的な収益に繋がりにくい状況が続いていたため、私たちが選んだのは、法人車両に特化した「SmartDrive Fleet」へリソースを集中することでした。顧客の声に耳を傾け、事故削減や業務効率化といった課題に徹底的に向き合ったんです。

その過程で、限られた人員で最大限の成果を出すために、それぞれのメンバーが顧客に向き合いながら誰一人手を抜く事なく役割を全うしていました。社員一人ひとりの粘り強い挑戦の積み重ねが、結果的に会社をサバイブさせたんだと思います。

 

Q:現在、国内事業本部はどんな役割を担っているのでしょうか?

黒澤:国内事業本部は、法人で車両を保有している企業「フリートオペレーター」の課題解決を担う組織です。国内に約8,000万台ある車両のうち、約2,000万台が法人車両。社会全体の1/4に当たる大きなマーケットに向き合っています。

「顧客の課題解決は社会的価値につながる」というのが私たちの考えです。例えば、弊社が提供できる課題解決の一つに安全運転推進があります。安全運転を推進できれば事故を減らし、人の命を守ることにも直結する。だからこそ、事業の成長と社会への貢献が同時に実現できるのがスマートドライブの魅力だと思います。

 

Q:急拡大している組織のマネジメントで意識していることは?

黒澤:国内事業本部は現在約60名の組織です。これからさらに採用を進め、数年後には国内事業本部だけで100名を超えるような規模になる見込みです。

多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まる中で、私が一番大事にしているのは「ベクトルを統一すること」です。Why(なぜやるのか)とWhat(何を目指すのか)を何度も共有する。Slackでの発信や週次の定例、半期ごとのオフラインキックオフなどを通じて、組織全体で同じ方向に向かう事ができるように意識しています。

ベクトルを統一することで、一人一人違った役割を全うしつつも最終的なアウトカムが掛け算の成果となるようにできればと考えています。

AIを活用し一人一人の生産性を上げていきながらチーム間連携を強化し同じ方向に向かうことで最大限のアウトカムに繋げる。そのような事を常にイメージしています。

最終的には、どうやったら勝つ事ができるのかを常に考えています。世の中から見ればスマートドライブはまだまだ小さな会社です。“移動の進化を後押しする”というビジョンを実現するためにも「スマートドライブという会社があったからこそ○○な事が実現できたよね。」という事を多く作っていく必要があると考えています。

そのためにも、顧客の課題をどんどん解決し価値を届け、結果として会社として勝ち続ける事で全てのステークホルダーを幸せにできると考えていますし、それが今の私の役割だと認識しています。

 

Q:最後に、スマートドライブで働く魅力を一言でお願いします。

黒澤:変化が多く、決して楽な環境ではないかも知れませんが、挑戦を楽しみ、顧客や社会に価値を届ける事を自分なりに考え、チームで戦える人にとっては最高に面白い場所だと思います。

自分の成果が顧客を通じて社会の価値になる。それを実感できるのが、スマートドライブで働く一番の魅力だと思っています。「顧客や社会に価値を届けたい」「成長し続けたい」と思っている方には、ぜひ仲間になってほしいです。

編集後記

インタビューを通じて感じたのは、黒澤さんが語る「チームに貢献する」という軸が、スマートドライブ全体の文化にも深く根付いている感じがするということでした。

一人ひとりの挑戦が会社をサバイブさせ、今の成長につながっている──このリアルなストーリーは、多くの候補者、そして社員にも共感されるものだと思いました。

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