今回のInterviewee:
田口 雄士(たぐち ゆうじ)
所属:新規事業開発責任者
はじめに自己紹介をお願いします。
愛知県名古屋市の出身で大学入学を機に上京しました。学生の頃、とある格闘ゲームにハマってまして、一部では有名なゲーマーでした。 キャリアについては、新卒で大手のSIerに入社しました。すごくいい会社だったのですが、20代のうちは刺激的な環境で働きたいと思っていましたので、1年ほどでリクルートに転職。 リクルートでは法人営業をしていまして、IT企業やゲーム会社を担当。6年ほど在籍し”第二の青春時代”のような日々を過ごせて楽しかったのですが、「自分はこれからどうすべきか」みたいな危機感もありました。 そこで、IT企業を担当していたこともあり「webを活かしたビジネスを経験したい」と思いうようになり、そして、ゲーム好きの血が騒いだのもあってグリーに転職しました。グリーでは何をされていたのでしょうか?
”グリープラットフォーム”というサードパーティ用のプラットフォームがあり、コンテンツプロバイダーと呼ばれる企業さまに対して、グリープラットフォームでアプリをリリースしてもらいサービスを一緒に伸ばしていく仕事をしていました。また、ゲーム会社へコンサルティングやマーケティング支援をしたり、グループ会社の設立にも関わらせていただきました。 その後ポケラボというゲーム会社に出向し、事業改革に従事。既存の開発ラインの整備、建て直し、開発フローの設計、新規プロジェクトの立ち上げと多くの経験をさせていただきました。ポケラボでは、ビジネス・マーケティング責任者を務めており、立上げに関わったスマホ向けゲーム「シノアリス」はその後、App StoreとGoogle play売上ランキング1位を獲得し、事業成長に貢献することができたと思います。 グリーも面白い会社でしたが、「スタートアップに飛び込んでみたい」と次第に考えるようになり、当時20名規模だったウェルスナビというスタートアップにチャレンジしました。ウェルスナビには銀行や航空会社といった企業と組んだ「WelthNavi for 〇〇」という金融系サービスがあるのですが、そのアライアンスを組むためのアライアンス事業の責任者をやらせて頂きました。
アライアンスを組んでビジネスを進める際に気を付けていたポイントはありますか?
アライアンスというのは一人で進められるものではありませんので、ビジネスサイドとエンジニア、そして経営陣と現場、と連携して話を進める必要があります。また、アライアンス先の企業のデジタル化を進めるため、先方の要件を理解しつつリードしていく、といったことに気を付けていました。 ビジネスの交渉が着地したら開発プロジェクトが走り、リリースまでつくりこみ、デジタルマーケティングで支援、という流れで事業を行っていましたので、多くの切り口でWEBのビジネスを分かってないといけないので、大変であり難しい部分でもあります。また、今までの金融業界には無い新しいサービスでしたので「どういう人がターゲットなのか」と考えてるようなマーケティングを行い、都度アライアンス先の担当者と調整し、「一緒にプロダクトをつくる」という意識を持つことを心がけていました。その後にスマートライブに参画したのでしょうか?
実は少し体調を崩してしまったことがあり「もうサラリーマンはこりごりだな」と思いフリーランスになったんです。元々、グリー時代の同僚だった元垣内(現:スマートドライブ取締役)から誘われていた経緯があり、はじめは業務委託という形でスマートドライブにジョインしました。入ってみたらすごくいい会社でしたので、改めて正社員で入社したという経緯です。 理由としては、社員の方がみなさんがとてもいい人で居心地がよかったのと、何より「移動データを活用することで社会をよりよくすることに貢献する」というビジネスモデルに惹かれました。この会社にはチャレンジする要素が沢山あるなと。また、グリー時代のプラットフォームの経験、ポケラボでの開発経験、ウェルスナビでのアライアンスの経験すべてが繋がり、私のこれまでのキャリアが活かせるポイントが多いのではないかと考えました。
スマートドライブではどういった業務をされているのでしょうか。
新規事業開発責任者という役割で、ドライバー エンゲージメント サービスの「SmartDrive Cars」の日本と海外での事業立ち上げをしています。 プロダクトは牧野という優秀なディレクターがいてプロダクトの形はあるのですが、ビジネスとしてはまだまだこれから成長させていく段階です。そのため、施策を牧野やビジネスチーム、エンジニアの方たちと一緒に考え形にしていくということをしています。 ”安全運転のスコアが出る”という切り口のサービスは様々な企業が出しているものの、まだまだ社会に浸透しているサービスがあると言い難いと思っています。ということは、これからナンバーワンになれる可能性があるということですし、その先には自動車産業という巨大なマーケットがありますので、とても可能性を秘めているサービスだと思います。企業様からの反応はいかがでしょうか?
とても興味をもって頂いています。まだまだ機能としては不十分なところも多いのですが、今後どのようにブラッシュアップすれば、さらに使い勝手が良いサービスになるか、大体イメージはついてきています。 たとえば自動車ディーラー様は興味をもっていただいている業界の1つです。ディーラー様は車の販売後、なかなかお客様とコミュニケーションを取る機会がないという課題をお持ちで、車検やメンテナンス時以外のコンタクトを取る機会をつくることに、皆さま苦労されています。これがSmartDrive Carsを活用して走行データをベースにしてコミュニケーションが取れるようになると、お客様との接点が増え、次の自動車の買い替えや、中古のリセール等に繋がるのではないかと期待しています。最近だと「地域社会に貢献したい」ということを掲げているディーラー様も多くいらっしゃいますので、そうした企業様の「お客様の運転をより安全にしたい」という想いとSmartDrive Carsは凄くマッチしています。このあたりが興味をもってくれている部分だと思います。
今後SmartDrive Carsをどのようなプロダクトにしていきたいですか?
CASEやMaaSという言葉が示すとおり、今は自動車に関わるマーケットは大変革の時期で、カスタマージャーニーが圧倒的に変わってきていると感じてます。先ほどの自動車ディーラー様の例ですと、今までは車を買う際に5~10回来店していた方が、1~2回で車を買うようになっているそうです。実際に各社ブランドの統合等もされていらっしゃいます。このような変革期の中で、それぞれのビジネスを支援するリーディングサービスにしていきたいです。最後に、スマートドライブで働くこのとのお勧ポイントを教えてください。
とにかく毎日が楽しいのですが、一番楽しいのは「正解がない」ところです。正解がないということは、一番考えた人が一番リードできるということです。私はそこがやりがいを感じています。また、社内には優秀な方が多いですし、新しいビジネス領域でチャレンジングな環境ですので、これからの時代に生き抜いていくためにはすごくいい経験が積める職場だと思います。
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