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5周年記念会を開催しました

5周年記念ケーキ

みなさんこんにちは!今回のエントリーでは、9月末に行われた弊社の5周年記念の締め会の様子をお伝えしようと思います。

弊社では毎月末に「締め会」と呼ばれる、社員全員でその月の振り返りを行いつつケータリングした食事を一緒に食べて交流するという会が行われているのですが、9月末は会社設立からちょうど5年という節目にあたるタイミングだったこともあり、会社近くの会場を借りていつもの締め会よりもコンテンツも多めに用意し、5周年記念の会として行いました。

プログラム内容

  1. 開会 & 代表からの話(社内カルチャーのアップデート、信託型ストックオプションの導入 etc.)
  2. 乾杯
  3. 社長賞(MVP)の発表
  4. 創業メンバーQ&A
  5. ストレングスファインダーの結果シェア
  6. スマドラバンド(生演奏)
  7. 閉会(その後有志で二次会へ)

という形で進んだのですが、順を追って話していきます。


シャンデリアを見ると、どうも落ちてくるイメージしか持てず、怖いです

まずは乾杯の前に、少し社内の制度に関わる部分でのアップデートの共有が代表の北川からありました。

主な内容としては2つでして、(1) 社内カルチャーのアップデート、そして(2) 時価発行新株予約権信託の導入に関してです。

以前、このブログでもご紹介しましたが、社内カルチャーはこんなふうにつくった経緯があります。それ以降、社内でちゃんと浸透させるべくslackスタンプをつくって運用したり、気づくときは口に出したり書いたりしていたものの、社員のみんなが実務レベルで意識して仕事をしたり、ミーティングの中でそれを基準に何かを判断するようなシーンがあったかと言われれば、そこまでの浸透はしていなかったというのが正直なところでした。

それで、今回のアップデートでは、前回つくったカルチャーを包含しつつ、より現場実務に即して使えるような、実践的なものに昇華させようということで、以下の3つに集約することにしました。

「We’re Doers」とは

これは前回つくったものから継続して使うことになりまして、実質これがその他2つを取り込んで「Doersである」という1つになった形です。

ちなみに、Doersは、「Do する人(er)」の複数形で、まさにその字面のとおりの意味です(笑)

「Doするのは当たり前だろ」と思うかもしれませんが、課題や問題があるとき、どんな人も油断すると「評論家・コメンテーター」になってしまいがちで、まさに「口は動くけど手は動かない」という状態になるわけです。

大企業はともかく、スタートアップでこれをやると死活問題になるので、「自分で言って、自分ゴトとして捉えて、自分でやる(かつまわりを巻き込む)」みたいなスピリッツは、もっともっと会社のあり方という意味で浸透していかないといけないなという自戒が込められています。

そして、Doしっぱなしではなく、やりきる(Doneする)。これも当たり前のことのようでなかなか難しいので、社員全員が常に意識できるようにしたいと思っています。「ちゃんとDoneしたの?」、そんな懐かしのルー大柴さんのような言葉が飛び交う社内を思い浮かべてます(笑)

「Speed & Quality」とは

これも当然といえば当然ですが、クオリティを求めつつもスピードをいかに落とさないでやれるか、というところでしょうか。

スタートアップがやるような事業は、スピード感も非常に重要です。97, 98, 99…..100%を時間をかけてじっくりと、というよりは、まず0から85%まで短距離走で立ち上げる。動くものをつくる。

他社や競合も日々進化していて、新しい技術がどんどん出てきます。国内だけでなく海外の競合も想定しないといけません。そうすると、やはりスピードというのは生き残っていく上でクリティカルな要素になります。

自分たちが停滞していれば、その間にまわりはどんどん進んでいく。そういう危機感を大切にしつつ、同時にクオリティにもこだわる。いうは易し行うは難しですが、クオリティにどれだけこだわろうがそれが致命的に遅い場合は大きな機会損失になることも多々あります。

そういう意味で、Speed と Quality をいかに「どちらも立たせる」のか。このチャレンジですね。

「Powered By Data」とは

これも基本中の基本かもしれませんが、各社員がちゃんと数字で事業やサービスを考えられるようになる、ということです。今事業やサービスがどういう状況なのか、自分自身のアウトプットも客観的にはどうなのか等、定量的に語れるところはしっかり定量的なアセスメントをする。

同時に、定性的な判断や意思決定もあるわけですが、主観や感覚的なところだけでの議論や判断は少なくしていこうということですね。

ということで、このエントリーを書いている10月25日現在はまだコーポレートサイト上のカルチャーは更新されていませんが、現在コーポレートサイト全体のリニューアルを行なってますので、それが公開される際には上記の新カルチャーもちゃんと掲載されることになります。


時価発行新株予約券信託の導入

弊社はこれまでも社員にストックオプション(以下、SO)を付与してきていますが、ここ最近、時価発行新株予約券信託を導入しました。

①「そもそも通常のSOと何が違うの?」②「なぜ今導入したの?」という点でいうと、詳しくはご自身で調べていただくとして、ざっくり言えば、① レイトステージ(上場に近いタイミング)で入社した社員にも条件の良いSOを付与できるようにするため、② 導入にあたってそれなりの経済的コストが発生するので、ということになります。

スタートアップにジョインする人たちにとって、SOはひとつの動機となるものだと思いますが、通常のSOでは、入社時期が後になれば後になるほど行使価格が高くなってしまい、キャピタルゲインが得にくくなるというデメリットがあります。

また、早期に入社した社員ほど好条件のSOが付与されているため、入社時期は遅いがパフォーマンスが高い社員にとっては不公平感を感じやすいという構造もあるので、より入社後のパフォーマンスがSOに反映されやすいようになったということが言えるかと思います。

最近はこの時価発行新株予約券信託を導入する企業も増えつつあるようですが、弊社もその時流に遅れずに導入する運びとなったわけです。ということで、みなさん入社時期に関わらずがんばってたくさんSO付与されるようにがんばりましょう!(笑)


社長賞(MVP)

受賞の瞬間

弊社は過去のこういった形で社員を表彰することはしてなかったのですが、今回は試しに始めてみることにしました。年1回なのか、もっと高頻度でやるのか、他の賞も用意するのかなど、細かいところは決まってないものの、今回やってみた理由としては「xxx という賞をつくるので、該当する人を探しましょう」ということではなく、「とにかく何らかの形でその功績をみんなの前で讃えたい」という結果を出したという、パフォーマンス起点のものだったので、あえて1つの賞だけに絞りました。

受賞のコメントを述べるかっちゃん

入社からまだ半年という中でのびっくり受賞だったこともあり、本人も意外だったらしく素で驚いていたようでしたが、急にふられたマイクを卒なくさばいて良いことを言ってくれたかっちゃんはさすがでした。

実際彼が何を担当してどんな成果を出したのかというのは現状社外秘な部分が多いので言及できませんが、弊社のデータ解析責任者とペアになって取り組んでいる研究開発プロジェクトにおけるものでして、そんな遠くないうちに世の中に出せる予定で現在も進捗中です。乞うご期待ください。

そして会は進行していきます

創業メンバーQ&A

これもお試し企画として、社内では初めてやってみた試みでした。事前に社員から質問を募っておいて、それを会場でひとつずつ答えていくということをやってみました。

質問内容としては、みんなそれになりに気を遣ってくれたようで(笑)、回答をひねりだすのに頭を抱えるような質問はまったくなく、どちらかというと創業当時のエピソードなど(苦労したことや「これはやばい!」という出来事、3人のお互いの印象等)の当たり障りのない話が中心だったので、今回のようなTPOではそれでよかったとしても、こういう枠組みで本質的なQ&Aをする場合は、毎月の定例の締め会などでシリアスな立て付けでやる方が良いかもしれません。

ちなみに、こういった「疑問・質問に代表が一問一答」みたいなことをやっているスタートアップは少なくないと思いますが、質問を匿名にするのかどうかというのは賛否分かれるところかもしれないですね。

匿名の良いところは、もちろん、本音の質問というか、個人名を出しては聞きにくいようなことも聞けるということ。多岐に渡る質問や、遠慮のない質問が出てくるので、Q&Aを聞いている他の社員にとっても「普段聞きにくいけど聞いてみたかった」質問が出てきやすいことも想像されます。

一方、匿名のデメリットとしては、発言に責任を持たず言えるので、ネット上でよく見かけるような匿名アカウントの攻撃的な発言が出やすいということもあるでしょう。

ちゃんと誠意を持って質疑応答するようなQ&Aにするのであれば、特に社内においては記名式の方がいいのかなという気もします。事前に書いておける限り、シャイで人前で口頭で聞くのは無理、という人でも、文章でしっかり書いておけますしね。

歓談タイム

ストレングス・ファインダー(Strengths Finer)

ストレングス・ファインダーの名前を耳にしたことがある、実際にこれを使って自己診断してみたことがある、という方もそれなりにいらっしゃると想像しますが、これはギャラップ社が数十年間に渡って1000万人以上に対して行なってきた、個人の資質診断テストです。

これを事前に社員全員が受けていたのですが、当日は全員の診断結果をクイズ形式で発表したりなどして、1つのコンテンツとして楽しみました。チームメンバーがどんな資質を持っているかを理解することで、仕事がよりやりやすくなると良いなという思いで行なったアクティビティです。

テスト自体は、ギャラップ社からアクセスコードを購入することで受けることができ、177問(結構多い)の質問に回答(所要時間は30分程度)すると、全34種類の資質の中から自分のTOP5の資質を知ることができます。

自分の強み(資質)を理解しそれを伸ばすことに重きをおき、かつ周囲の人たちの資質も理解して接していくことで、人はよりハッピーに生きていくことができるのではないか、という思想に基づいてつくられています。

その他の似たような診断テストは他にも無数にあるわけですが、個人の自己発見という目的のみならず、会社組織という枠組みで考えるのであれば、どういう資質を持つ人たちをどんな事業にあてるとうまくいくのか、どういうチーム構成にするとワークしやすいのか等、組織マネジメント的な観点から活用するという方法もあると思います。

弊社はもちろん、まだそこまでできていませんが(笑)


スマドラバンド(SmartDrive Band)

最後はスマドラバンドの演奏で締めとなりました。

社員でバンドというのも、この5年間振り返っても初の催しだったのですが、メンバーはこの日のためにスタジオを借りて練習したりカラオケに行ったりなどして準備していたようでした。

なんというか、楽器に関しても普段見慣れないパーカッションも登場したことで、演奏した曲はわりと「ザ・ジャパニーズ」なものが多かったものの、どこか異国情緒のあるライブとなりました(笑)

貸しスタジオでの練習風景

バンド演奏はまさに会の締めとしてふさわしい盛況となり、メンバーたちのふだんオフィスで見れない一面も見れるという貴重な機会となりました。

弊社には一芸を持っているメンバーも多いので、バンドに続いて今後はいろんな出し物ができればいいなと期待してます!


というわけで、ちょっと長くなってしまいましたが、こんな感じで弊社の5周年記念の締め会は幕を閉じました。

そしてその後は、有志で二次会、三次会へと、、、

二次会の様子
三次会の様子。最後はやっぱりYMCA

会社としては長いようであっという間の5年間だったわけですが、この先の5年間が会社としては本当の勝負になるので、より一層気を引き締めて事業にプロダクトに真摯に向かっていこうと思います!
(上の写真のせいで説得力がないですね笑)

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