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「交通事故の無い社会、それが目指す未来」株式会社ムジコ・クリエイト様

株)ムジコ・クリエイトの福井執行役員をお招きして(写真右)

SmartDrive鴻巣(以下SD鴻巣):本日は弊社にお越しくださいましてありがとうございました。今回は、ぜひ福井様から貴社の成り立ちや取り組みに関してお伺いさせていただいたり、今後の弊社との協業などに関してもお話できればと思いますので、よろしくお願い致します。

株式会社ムジコ・クリエイト福井様(以下ムジコ福井):はい、今日はこのような機会をありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します。

http://mujicocreate.co.jp/index.html

SD鴻巣:では、早速ですが、貴社のそもそもの成り立ちから簡単にご紹介いただけますでしょうか。

ムジコ福井:承知致しました。弊社は1961年、運転免許取得のための指定自動車教習所として創業し、以来、初心運転者の教育だけではなく、小学校への安全教室や高齢者への安全講習等、地域の交通安全教育に積極的に取り組んで参りました。

その結果、多くのお客様からの支持を受け、現在、普通運転免許の青森県内のシェアは35%を擁するまでになりました。

http://mujicocreate.co.jp/index.html

SD鴻巣:それはすごいシェアですね!

ムジコ福井:ありがとうございます。創業以来「交通事故のない街にしたい」という願いのもと、真摯に取り組んできた活動が社会に評価された結果であると確信しております。

弊社はこの活動を通して培ってきた交通安全教育のノウハウを活かし、現在では法人向けの交通安全教育を全国展開させて頂いております。

SD鴻巣:なるほど、しかしながら、青森から全国展開というのはなかなか参入障壁も高かったのではないでしょうか?

ムジコ福井:よくお客様からも同じような質問を頂くのですが、そんな時、私はこのように答えています。「青森は梅雨もあれば雪も降る。春夏秋冬、全ての道路環境を経験している私たちだからこそ、日本全国、様々な地域において的確な交通安全教育が可能なんです」と。

SD鴻巣:なるほど、たしかに都内では雪が積もっていたり凍結した路上を運転する機会がないですし、そういうとき何を気をつければいいかとか、体験として学ぶことがなかなかないですよね。スノーボードとかに行った時に初めて学ぶような感じですかね(笑)

ちなみに、現在弊社が法人クライアント向けに貴社の安全運転研修もサービスの一貫として提案させていただいているわけですが、「ムジコ・メソッド」のような体系的な概念であったり、実際の各種研修プログラムというのは、どのようにして作ってこられたんですか?

http://mujicocreate.co.jp/index.html

ムジコ福井:そうですね、さきほどもお話した通り、最初は教習所を運営しながら、地域の学校などで道路安全に関する研修会を実施したり、講演会などでお話をさせていただいたり、道路交通安全の啓蒙的な活動は積極的に取り組んで参りました。

そういった中で、弊社としても少子高齢化という世の中の流れもあり、教習所運営だけでは事業が先細って行くことは目に見えていたので、教習所以外に新しい事業の柱をつくっていく必要がありました。その中で、それまで培ってきた経験やノウハウを研修に落とし込み、法人向けなどに提供し始めていったのがきっかけです。

SD鴻巣:そうなんですね。そこから試行錯誤を繰り返し今の研修プログラムになるまでブラッシュアップしてきたということですね。

ムジコ福井:はい、最初から今のプログラムのすべてがあったわけではなく、研修を提供してく中でPDCAを繰り返し、どのように安全運転の「無事故体質」を受講していただいた方々の中に定着させていくことができるかを突き詰めてきました。

もちろん今でも研修内容は継続的にアップデートし、さらなるノウハウの積み上げも行なっていますが、実際に受講していただいた企業において事故が減っていくのを目の当たりにするのはうれしいものですね。

SD鴻巣:事故が減るというのは、口で言うほど簡単ではないと思いますが、実際に減ると事業インパクトは本当に大きいですよね。

ムジコ福井:はい、事故にかかるコストは甚大ですね。車の修理代や保険料が高くなるというのもそうですが、人身事故などを起こしてしまった際にニュースなどになり、企業としてのレピュテーション・リスクという意味でも大きなインパクトがあると思います。

事故を皮切りにその企業の管理体制の甘さやほころびが露呈され、それが社会的信用の毀損につながると、場合によっては一発で取り返しがつかないような事態になることがあります。そう考えると、そういったリスクをちゃんと認識し、それを予防することに割くコストというのは、実際に事故が起こった時のコストを考えれば、はるかに安いというか、ちゃんとペイするものだと思うんですね。

SD鴻巣:それはまったく同感です。ただ、企業によっては、そのリスクを過小評価していたり、またはそもそもリスク自体を正しく認識していないというケースも見受けられますよね。

ムジコ福井:本当にそうですね。ですので、弊社としては、そういった啓蒙活動も含め、日本全国のクライアント企業様に様々な研修を提供しながら、そもそも事故を起こさなくて済むような「体質」になっていただきたいと願っております。

SD鴻巣:そうですよね。事故がない社会、それは弊社も目指すところとしてはまったく同じなわけですが、たった一度の人生を事故でみすみす台無しにしてしまうようなことがなくなって欲しいですよね。ホントちょっとした不注意だったり、思わぬことから、取り返しのつかない事態を招くのが交通事故の怖いところですよね。。。

ムジコ福井:そうですね。最近ではずいぶん世の中の意識も変わりつつあるとは感じていまして、先程申し上げたような事故を発端としたパブリックイメージや社会的信用の失墜というところを危惧して社内の安全運転強化に取り組む企業が増えてきたように思います。

SD鴻巣:それは良い傾向ですよね!弊社の車両管理サービスを導入する際に、クライアント企業側でもシステムは導入したけどそれだけでは実際に社内で指導・啓蒙するリソースが足りていないとか、一部集中的に安全運転体質にしたいような社員たちがいるとか、システムによる可視化やフィードバックに加えてがっつり人の手によってフォローアップすることで、より強力なPDCAを回すことができるんだと思うんですよね。そういう意味でムジコさんの研修プログラムは弊社サービスを補完してくださっていて本当に助かってますね。

ムジコ福井:御社のサービスでは事故リスクを診断し、リスクが高い人を洗い出せますよね。かつ、どれくらいリスクがありそうかなどを分析し、本人にもフィードバックできると。ただ、その後に、その人の運転が改善していくために具体的に何をどうすればよいのか、そこの領域になるとなかなかシステムだけではできないところかと思いますので、弊社のようなノウハウと人的サービスを活用していただく機会ができますよね。

SD鴻巣:まさにですね。そこで弊社サービスを補完・補強していただく形で今後ぜひ「無事故体質」を多くの企業に導入していけたらと思いますので、ぜひお力添えいただければと思っています。

もちろん、事故をゼロにすることは簡単ではないものの、世の中を走っているすべての車が自動運転に置き換わって結果として事故がほぼほぼゼロになる、みたいな世界まではまだかなり時間がかかるわけですから、それまでに失われる人命というのも、嫌な話、まだ想定しなくちゃいけないわけですよね。

それをいかに減らしていくことができるか。微力であってもそこは弊社としても全力で取り組んでいきたいところですし、そこで成果が出ることによって、企業としても様々なコストが削減でき、その資金を事業投資に有効活用できる。そんな循環をスケールさせていけるような事業をやっていきたいと思っています。

ムジコ福井:とても素晴らしいことだと思います。目指している世界は貴社も弊社も同じだと思うんですね。いきなり全世界を無事故にできなくとも、まずは小さな街からでもいいと思うんです。小さな街が無事故になる。それだけでも十分価値があることだと思いますし、そういう街を2つ3つと増やしていけたらもっといいですよね。

SD鴻巣:はい、ぜひそうやって一歩一歩進んでいきましょう!今日はお忙しい中お時間ありがとうございました、ぜひ今後ともよろしくお願い致します!

ムジコ福井:こちらこそお時間いただきましてありがとうございました。


株式会社ムジコ・クリエイト様お問い合わせ先:http://mujicocreate.co.jp/contact.html

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